人工芝のデメリットとは?
人工芝にはメリットがたくさんありますが、デメリットがない訳ではありません。また人工芝に対する疑問もあるかと思いますので、ここでは人工芝を一般のご家庭で使った場合に心配される点やデメリットについてご紹介します。
人工芝にすると水捌けが悪くなる?
結論から言うと、答えはNOです。
人工芝の基布(シート部分)に約10cm毎に排水用の穴を設けてありますから、雨水はほとんど滞りなく地面に排水されます。それと同時に、壁際などの周囲四辺からも排水されますので基本的に排水性に問題はありません。
また、砕石を下地作りに使用するお庭の場合は、施工前に比べて水はけが良くなります。
人工芝にすると季節感が無くなる?
答えはYESです。
天然芝の様に、冬場に枯れることが無く一年中みずみずしい緑が続きますので、芝で季節を感じることは無くなるかもしれません。
ただ、気温も日当たりも夏場の芝の日焼も心配なく「きれいが続く」が人工芝のメリットでもありますので、この点がデメリットだったとしても、お庭に検討する価値は十分にあるのではないでしょうか。
人工芝は夏場は熱くなる?
答えはYESです。
人工芝は夏場の日光に晒されると天然芝や土の地面に比べて熱くなる傾向にあります。これは人工芝が合成樹脂でできていて、天然芝や土の様に表面から水分を蒸発させないことが主な理由です。
ですから、この点をカバーするために夏場は芝面に水を撒くことをおすすめしています。水を撒くことで表面温度が下がると同時に、基布面と下地に水が行きわたって更に温度が下がりやすくなります。
また、表面温度が上がりにくい特殊素材の人工芝もラインナップにありますので、特に気になる方はこちらも検討してみて下さい。
芝丈45mm遮熱タイプの紹介ページ
人工芝にすると虫がわく?
答えはNOです。
この心配は恐らく、人工芝の裏面にダンゴ虫などの不快害虫が発生するのでは?とのご心配だと思いますが、施工後は人工芝&防草シートの効果で彼らのエサである雑草やなどがなくなりますので、減ることはあっても増えることは無いのではないでしょうか?
(施工後は地表面も風通しが良くなります)
ただ、元々水はけが特に悪い場所では棲みつく可能性は否定できません。その場合、必要であれば駆除をしていただければと思います。
人工芝は費用がかかる?
確かに、天然芝に比べて初期費用が大きいと言えるかもしれません。
ただ、天然芝をきちんと管理する場合には肥料や除草剤などの資材費に加えて、定期的な芝刈りなどの手入れ、張り替え、そして、除草にかかる時間と精神的負担を考えると、決して高い費用ではないと思います。